ABOUT

衣千花真珠『ichika pearl』は、真珠業界から日本を元気にをテーマに活動を始めました。
新型コロナのパンデミックは世界中の産業に被害を与えており、真珠産業界も例外ではありません。
2020年2月以降、香港、ラスベガス、バーゼルなどの宝飾展示会は相次いで中止されました。
2022年現在でもまだ先は見えません。

産業においても日本は車、電化製品などMADE IN JAPANのブランド展開をしていましたが、海外ブランドにシェアをどんどんとられています。
真珠養殖は日本のブランドであるMIKIMOTO創業者である御木本幸吉により、産まれ日本の産業として発展してきた真珠産業も苦境に立たされています。

あこや真珠は海外の真珠に比べ真珠層がきめ細かくきれいな反面、たくさんの手間をかけて養殖されています。
現状、中国産淡水真珠が手間がかからず大量に採れることから、安価にて多く市場流通しています。
また、あこや真珠は貝の大量死の影響や後継者不足の問題から生産量は減少。
生産量が減っている中、宝石として価値を見出せるものは極わずかです。
バロック真珠は真円真珠が高く評価される中、はねられてしまうものになります。
一部はデザイナージュエリー用のルースになったりします。
ただそれ以外にも、単に弾くには惜しい個性的な真珠がたくさんあります。
きれいな真珠を作るうえで自然にできるバロック真珠。
この個性的な真珠は真珠を養殖するうえで避けて通れません。

なぜこのような珠ができるのか、原因は真珠層の巻きを多くしようとした結果以外にわかっていません。
真珠の神秘、それがロスとして廃棄されるのはもったいない。
ロスが減れば真珠業界、ひいては宝飾大国日本からMADE IN JAPANの強みをだせるきっかけになると考えています。

個性的な真珠にスポットをあてて、あらたな魅力を発見できるお手伝いができますように。
活動しています。
美しいからこそ、身近に。
衣千花真珠

一般社団法人日本真珠振興会所属、シニアアドバイザー
登録番号2021-10-01-003
JJA(日本ジュエリー協会)所属 ジュエリーコーディネーター

真珠の奥深さ、独特の世界をお楽しみください。
キズ、エクボなど含めて真珠の個性です。
色石のような多様な色、透明感、
ダイヤモンドのようなキラキラ感は、真珠にはありません。

真珠は綺麗な見た目とは裏腹に、多くの人の汗と涙によって、美しい真珠が流通し、この業界は成り立っています。

だからこそ1人でも多くの方に良さ、奥深さを知って貰いたいです。

この場がお客様と真珠の素敵な出会いの場になれば幸いです。